パールトーン加工のデメリット

パールトーン加工のデメリット

パールトーン加工についてインターネット上に余りデメリットの情報等が見受けられなかったり、事実と相違がある記事も多かったので、弊社から公式にデメリットの記事を作成する事にいたしました。是非この際に見て頂ければと思います。

 

【風合いについて】

風合いについては触って若干わかる程度、もしくは全くわからない場合がほとんどです(生地や製造過程によっての差異が出ます)

人によっては変わったとおっしゃられる方、変わっていないとおっしゃられる方がおりますが、体感9割9分の方が加工前後の違いを体感出来ません。

もし変わってしまったという方がおりましたら、加工抜きも可能となります。(完全に元通りとはなりません。)

上記の微差の違いで高級な1点物の着物にシミが付いてしまい、シミが落ちない、高いシミ抜き代、生地の傷み等を考えると私見ではありますが、パールトーン加工をしていた方が良いと思われます。

 

【料金が高い】

人件費、材料費、運送費等のコストが上昇するたびに料金を改定してきておりますが、ガード加工と比較しますとコストは高いのは間違いございません。しかし良い着物・思い出の着物だからこそ、高価なのですが機能性の高いパールトーン加工をお勧めいたします。

 

【制限がかかる】

パールトーン加工を取り扱っている所以外にクリーニングを出すと効力が弱くなりますつまりパールトーン加工取扱い店かオンラインストアに出さなければならなくなります。クリーニングが安い企業様に出すことも難しくなり、またお近くにパールトーンお取り扱い店が無い場合は気軽に出すことも難しくなります。弊社でも出来る限り最良のサービスを安く届けたい、お取り扱い店が無くなってきている声に応えてオンラインストアを開設いたしました。しかしどうしてもそういった制限がございますので、ご自分のお着物や環境を把握し、パールトーン加工をするかしないか判断される方が良いでしょう。

 

【シミ抜きが大変?】

こちらのご質問を多かったのでお答えさせて頂きます。

恐らくパールトーン社以外にクリーニングやシミ抜きを出されるとこういったご意見も多いかと思います。しかし弊社に出される分に関しましては特に大変という事もなく、自社で管理しております撥水加工ですので、一部分の加工を弱めてシミ抜きをさせて頂きます。シミ抜き後はまた効力を戻してお返ししております。弊社お取引先の染色補正士さんは日常的に何十~何百とシミ抜きの依頼をさせて頂いております。

 

 

私見ではありますが、恐らく見方によってはデメリットもデメリットにならず、メリットも人によってはメリットにならないことが多々あるのかもしれません。

しかし全くもって真実なのは撥水加工をすると、しない着物に比べて汚れが付きづらくなる事です。また汚れがついたとしても重症になりにくく、シミ抜き料金も安く済んだりします。車等の高額品を購入した場合はメンテナンスパックや延長保証を追加で依頼すると思いますが、その感覚と少し似ているかもしれません。出来ればやった方が良い加工だと思っております。

 

大きくパールトーン加工のデメリットを記載させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?気になる事等やご質問があればお問い合わせから頂ければ幸いでございます。

 

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